2025
7/17
幼稚園・保育園の未就園児向けイベント・教室を徹底解説!種類別ガイド
ENiBE編集部

「幼稚園や保育園の未就園児向けのイベントや教室ってどんな種類があるの?」
「子どもを連れて気軽に参加できる活動を探したい」

そんな保護者の方に向けて、幼稚園や保育園が実施している未就園児向け活動を種類別にわかりやすく紹介します。

この記事では、未就園児イベント、園庭開放、プレ保育、子育て支援センターなど、気軽に参加できるものから入園を見据えた活動まで、特徴やおすすめポイントを徹底解説。

地域の子育て支援や親子の交流の場を探している方はぜひ参考にしてください。

  1. 子育て支援センター
  2. 未就園児イベント
  3. 未就園児教室(プレ保育)
  4. 満3歳児入園・4年保育
  5. まとめ

1.地域の子育ての強い味方「子育て支援センター」

主な活動内容

多くの幼稚園や保育園・こども園が地域の子育て家庭を支える拠点として取り組んでいるのが「子育て支援センター」です。「子育てサロン」の名称で運営していることもあり、園によって支援の内容はさまざまです。未就園児に関わるものの中でも多くの幼稚園や保育園が実施しており、園の一部や専用施設を開放し、未就園児と保護者が気軽に立ち寄れる場所を提供しています。

  • 親子で自由に遊べる広場の提供
  • 育児に関する相談対応
  • ベビーマッサージや離乳食講座などの子育て講座の開催
  • 親子の交流イベントの開催

ここでは、親子で自由に遊べるスペースや育児相談、ベビーマッサージや離乳食講座といった専門的なプログラムも用意されていることもあり、子育てを総合的にサポートしてくれるのが魅力です。

ここがおすすめ!

地域に根ざした活動で、ほとんどの場合で人数制限を設けおらず、気軽に行けるように門徒を開いてくれているのがポイント!ほとんどの園で予約不要かつ無料となっていることが多いです。ほとんど毎日開催している園もあれば、曜日固定で定期開催している園もあるので、自宅や公園以外のセカンドプレイスとして利用しやすいのも魅力です。

特に心強いのは、園によっては専門のスタッフが常駐している点。ちょっとした育児の悩みを相談できるだけでなく、地域の親子同士が自然に交流し、情報を共有する場にもなります。
「子育てがちょっと大変だな」と感じたときに、気軽に足を運べる場所として活用する方も多いですよ。

2.親子で気軽に参加「未就園児イベント」

主な活動内容

幼稚園や保育園・こども園では、支援センターの他に単発で気軽に参加できる「未就園児イベント」を開催しています。園にもよりますが月1回~3回程度の頻度で開催しており、特に「園庭開放」や「親子遊び」は人気です。

  • 広々とした園庭で自由に遊べる園庭開放
  • 保育者と一緒に手遊びや簡単な制作を楽しむ親子遊び
  • 季節の行事(収穫体験、運動会、夏まつりなど)への招待
  • 親子で園の雰囲気を味わえる体験イベントの実施

未就園児イベントは、普段の生活にちょっと新鮮な体験をプラスできる貴重な機会です。
園庭開放では、広々とした園庭を開放し、思い切り体を動かして遊ぶことができます。公園とは異なり、園児の安全配慮のために柵も設けられているため、ちょっと目を離したすきに道路に飛び出す心配もありません。
また、園の先生がリードする親子遊びや簡単な制作活動・感覚あそび、季節の行事への参加など、園ならではの楽しいプログラムも用意されています。

ここがおすすめ!

参加のハードルが低く、親子で一緒に楽しい時間を過ごせる点が魅力です。お子さんはいつもと違う環境で思い切り体を動かせ、保護者の方も他の親子との交流や、先生方との簡単な会話を通じて、地域の情報を得ることができます。

人数制限を設けていたり、有料開催になっていることも多いですが、価格もワンコイン程度が相場と良心的です。対象年齢が設定されているイベントでは、年齢に応じたプログラムを用意してくれているので、お子さんが楽しみやすい設計になっています。

3.集団生活の第一歩「未就園児教室(プレ保育)」

主な活動内容

特に幼稚園やこども園を中心に開催されており「未就園児教室」「プレ保育」「ひよこ組」など、名称は園によってさまざまです。未就園児向けに週1回~月1回程度のペースで通う登録制のプログラムであることが多く、お子さんが単独または保護者同伴で園に通い、園内で時間を過ごします。

  • 季節に合わせた制作活動
  • 先生や友だちとの集団遊び
  • 歌や手遊び、絵本の読み聞かせ
  • 給食やおやつの提供も

多くの園では4月~5月の春頃に募集や事前登録を行っています。登録時期をすぎてしまうと途中入会できない園もあるので、気になる未就園児教室は事前にチェックしておきましょう。

ここがおすすめ!

最大の魅力は、お子さんが遊びを通じて新しい経験を積めることです。他の子との関わり方や、先生とのコミュニケーションを通じて、お子さんの社会性や自立心を育む大切なステップになります。保護者の方にとっても、子育てのヒントを得たり、他の保護者の方と情報交換をしたりできる良い機会となるでしょう。
実際の園生活に近い雰囲気を体験できるため、入園を視野に入れている方にもおすすめです。

4.早めに集団生活をスタート「満3歳児入園」「4年保育」

主な活動内容

「未就園児教室」と同じく幼稚園やこども園で多くみられるのが「満3歳児入園」「4年保育」です。いずれも、集団生活を少し早めにスタートさせたいご家庭に向けた選択肢であり、保育園ではあまり実施されていない点が特徴です。

「満3歳児入園」は、お子さんが3歳の誕生日を迎えた日以降、年度途中でも正規の園児として入園できる制度です。誕生日に応じてスムーズに通園を始められるため、生活のリズムを整えながら無理なく集団生活に慣れていくことができます。
一方で「4年保育」は、満3歳前の2歳児を対象とした2歳児クラス(年少々クラス)への入園で、年度の始め(4月など)から通えるのが特徴です。こちらは「未就園児教室(プレ保育)」よりも本格的な保育環境に近く、より早い段階からの教育的アプローチが期待できます。

  • 入園扱いまたは入園が前提とされている
  • 2時間前後~給食後までなど園によって通園時間が異なる
  • 園行事なども参加できる
  • 保育の必要などは問わない

ここがおすすめ!

満3歳児入園や4年保育を選択することで、年少クラス入園よりも早い段階から集団生活に慣れることができるため、お子さんの社会性や自立心を育む上で大切な経験となります。特に、年少々からの4年保育は、より早い時期から一貫した環境で成長を見守ってもらえるメリットがあります。保護者の方にとっても、育児負担の軽減や、ご自身の時間を持つきっかけになるなど、日々の生活にゆとりが生まれる選択肢の一つとなるでしょう。
幼稚園やこども園で本格的な入園を検討しているご家庭にとって注目すべき選択肢と言えます。

これらの制度は、保育園ではほとんど実施されていません。

まとめ

幼稚園や保育園・こども園が提供している未就園児向けの活動は多岐にわたります。これらは、単なる「入園準備」の場だけでなく、お子さんの成長をサポートし、保護者の皆さんが地域で孤立せずに子育てを楽しめるための大切な子育て支援の場です。

近年では、こうした活動に加えて、親子向けのカフェを併設・運営している幼稚園や保育園も増えています。保護者の方がゆっくりと休憩したり、他の保護者と交流したりできるだけでなく、お子さんも安心して遊べるスペースが用意されていることが多いです。地域のコミュニティの中心として、より気軽に立ち寄れる場を提供しようという取り組みは、子育て世代にとって嬉しい動きですよね。

ぜひこれらの情報を参考に、お子さんの成長段階やご家庭のニーズに合った活動を見つけて、積極的に参加してみてくださいね!

ENiBE編集部

ENiBEスタッフが子育て中のママ・パパに役立つ記事を発信中。幼稚園や学校などの教育機関向け広報を行っており、子育て中の現役ママ・パパも多数在籍。
ENiBEスタッフが子育て中のママ・パパに役立つ記事を発信中。幼稚園や学校などの教育機関向け広報を行っており、子育て中の現役ママ・パパも多数在籍。